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7. 出会い -エッセイ

「出会い」

 皆さんは、人生を変えるような出会い、というものを経験されたことがありますか?恩師との出会い、恋人や友人との出会い、様々な出会いがあると思います。私にとっては、一冊の本との出会いがそれでした。
学生時代、就職を翌年に控えていた時期、私は自分が何をしたいのか、どんな仕事をして生きていきたいのかを見つけることが出来ず、思い悩んでいました。一応教職員免許を持っていたので、教員採用試験をいくつか受験したものの、次々と失敗し、先が見えない状況の中で苦しんでいました。
そんな時、何気なく立ち寄った本屋で、『言語聴覚士の仕事』というタイトルの本を見つけました。私は昔から本を読んだり、文章を書いたりすることが好きで、言葉に関係する仕事がしたい、と思っていたので、そのタイトルを見た時、軽い衝撃を受けました。「言語」の「仕事」?これしかない、言語聴覚士になろう、と強く思いました。考えてみれば、その当時の私は、リハビリについて関心はなく、言語聴覚士という名前も初めて見たので、そんな風に確信するのは不思議なことなのですが、もうこの仕事に就くしかない、とまでタイトルを見た瞬間に思い込んでしまったのです。
あれからもう8年が経とうとしています。今私は言語聴覚士として、言葉のリハビリを行う仕事に携わっています。仕事の中で、つらいこと、苦しいことは勿論ありますが、ことばを産み出すこの仕事に誇りと喜びを感じています。
今思うことは、ことばを失って苦しんでいる方や、ことばを出すことが出来ずにいる子供達にとって、私との出会いが出来るだけいいものであるように、日々努力していかなければならない、ということです。私があの本に導かれてこうして仕事をしていられるように、私とリハビリをすることが、少しでも患者さんたちにとっての喜びにつながっていくように。そんな気持ちを持って、これからも仕事をしていきたいと考えています。
  1. 2011/04/03(日) 09:45:20|
  2. エッセイ

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