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17. 明日の記憶 -エッセイ

「明日の記憶」

映画が好きで、よく映画館に行ったり、DVDをレンタルしたりしています。
先日、「明日の記憶」を見てきました。50才目前に若年性アルツハイマー病と診断された働き盛りの男性と、彼を支える妻の絆を描いた物語です。
進行していく症状や、それによるハプニングが、医療従事者から見ると、少々きれいに映るかもしれません。(劇中のHDS-Rの教示の仕方がなってないー!なんて突っ込みどころもあります。)ですが、当たり前の景色や人や思い出が失われていく恐怖を、渡辺謙が迫真の演技で見せてくれました。引き込まれます。また、そんな夫のそばで生きていくことを決めた妻の、忘れられてしまうせつなさや悲しみ、とまどいを必死で隠す姿も、心にずっしり、です。
ずっと一緒にいると言った妻が、そうするために外で働くことになったのと反対に、家でひとり過ごす時間が増えていく夫。少しでも迷惑をかけないように、自分で食事をしたり、掃除をするのだけど、無常にも進行していく症状。お互いが、想い合っているのは確かなのだけど、少しずつ遠のいていくような感覚(?)をそれぞれが見つめていく悲しい様…これがこの病気の本当に悲しい、むごいところなのだろうかと、考えさせられました。
最後に。夫婦で見に行って下さい、というような口コミ情報を目にしますが、見終わってすぐ感想を言い合うよりか、ひとりで観て、隣にいない妻や夫のことをゆっくり、考えるのもありじゃないかなぁ、むしろそのほうが…と、思っています。(熟年離婚減?増?)

未婚の私が生意気なコメントをしたところで、次の方へバトンタッチ(逃!)です。まとまりない文章で失礼しました。
  1. 2011/04/03(日) 09:54:52|
  2. エッセイ

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