FC2ブログ
茨城県言語聴覚士会 TOP > スポンサー広告 > スポンサーサイト> エッセイ > 29. フーテンの寅さん -エッセイ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

29. フーテンの寅さん -エッセイ

「フーテンの寅さん」


 最近、我が家は「寅さん」にはまっている。「寅さん」と言えば、映画「男はつらいよ」
シリーズのことである。今年、「全48作すべてをお見せします」をキャッチフレーズに
NHK-BSで毎週土曜日に放送されている。当初私が見始めた頃は、家族もあまり関心を示
さなかったが、そのうち小学生の息子も「寅さん」ファンになり、今では家族揃って放送
を楽しみにしている。毎回、期待を裏切らずに笑いと涙を誘い、見終わった後は何とも言
えず温かい気持ちにさせてくれる。ストレス解消にも役立っているかもしれない。
 実は私自身、このシリーズを映画館で見たことはない。かつて年2回8月と正月に上映
され、家族連れで映画館に足を運んだ家庭も多かったとのこと。今思えば、映画館で見ら
れなかったのは惜しい気がする。
 5月の連休には、家族で葛飾柴又の帝釈天や寅さん記念館へ行ってきた。わざわざ行く人
は少ないだろうと思っていたら、予想に反し賑わっていた。さらに若いカップルや子供連
れも多く見かけ、「寅さん」ファンは年齢に関係ないことを実感し、少しホッとした。
 近頃のニュースと言えば、殺人事件や飲酒運転による交通事故など悲惨な話題が後を絶
たない。いずれも人間としては自己中心的な行為と言える。少しでも相手のこと、家族の
こと、周囲のことを考えればとても出来ないと思うのだが。事はそう単純ではないという
ことか。
 「寅さん」の映画は娯楽映画であるが、単に面白いというだけではなく、また「義理と
人情」にとどまらず、人間としての温もりを感じさせる奥の深いシリーズ作品だと思う。
この映画を見て息子はただ、けらけら笑っているだけかもしれないが、家族で一緒に見な
がら、勉強は苦手でも思いやりのある人間になって欲しいと密かに願っている。そんなこ
とをふと思いつつ、もうしばらく、「寅さん」三昧の週末は続きそうである。
  1. 2011/04/03(日) 10:03:14|
  2. エッセイ

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。