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52. 茨城のススメ -エッセイ

「茨城のススメ」


茨城県民の仲間入りをしてから3年が経つ。茨城・・関東地方で唯一住んだことも遊びにも来たことがない地域。茨城について知っていたことは、『つくば』『水戸』等の数少ない地名と、お決まりの水戸納豆、水戸黄門というレベルだった。例外的に『牛久大仏』は茨城出身の友人経由でその存在を知っており、しかも教えてもらった時には、『奈良や鎌倉は有名だけど、茨城にそんな大きな大仏があるの~?』と失礼にも笑ってしまったのである。まさか数年後にまさかその御身体内に入るとは思いもせず。。。 
いつのまにやら私にとって茨城は未知の存在から愛すべき地域となっている。今回はそんな茨城について私自身がこの3年間で感じたこと、驚いたことについて書いてみたい。

<その1 茨城弁は奥深い>
就職試験の時、茨城弁を初めて聞いた。試験係の人が話す茨城弁はとても素朴でやわらかく、心が和むものだった。正直、就職試験を受けたはいいが、未知の土地ということから不安が大きかった。でもその素敵な茨城弁のお陰で、不安が期待へ大きく変わったのだ。方言とは不思議なもので、話している人のキャラクターをも印象づけてしまうことがある。外国語も同じで、例えばイタリア語を話している人に初めて接するとなんだか陽気で積極的な人だな~という印象を持ってしまう。
話はずれたが、そんな印象を持って利根川を越えてきた。しかし引越してきた初日に聞いた大家さんの茨城弁は、前述の茨城弁とは全く別物であった。一言で言えば迫力があり、内容は6割程度しか解からない。患者さんの方言は地域により様々で、場合によっては極めてわかり難いことがある。就職一年目、評価をする時にそれが方言によるものか、構音障害によるものか悩んだことも多かった。流石に今では大家さんや患者さんの言葉は大体理解出来るようになったが未だに新しい茨城弁の表現法に出会うことも多く、その多様性に驚いている。
また、あまりに強い茨城弁の患者さんと接していると、自分でも気づかないうちにかなり影響されるようだ。同僚から指摘されて気づいたのだが、相当なまっているだけでなく、『なんだか変な茨城弁』らしい。以前、関西出身ではない友人が関西弁を話しているのを聞いて、なんだか背中がムズムズしたことがある。私の茨城弁もネイティブの方たちにとっては、同じ感覚を抱かせてしまっているのであろう。

<その2 納豆が安くて美味しい>
以前3p100円はスーパーの安売り価格と思っていたが、なんとびっくり茨城県内のスーパーでは60~70円台で安売りされている!そして正しい作法(納豆道)にのっとると、非常に美味なことにまた驚いた。元々私は納豆が好きだったし、よく食べた。しかし食器が汚れるのが嫌で、納豆パックの中でチョコチョコと混ぜ、ご飯にかけて食べるのが常だった。対照的に茨城出身の友人の作法は・・・まずはキチンと別の容器に入れ替え、よーく練った上でカラシ、タレを順番に入れていく。そしてとにかく混ぜる、混ぜる、混ぜる、フワフワになるくらいよく混ぜるのだ。好みにより、長ネギや卵もいれるが、またそれが美味しい。かなりのカルチャーショックだったため、私は県外から遊びに来る友達に必ずこの食べ方で納豆を食べてもらう。そして、みな一様に『美味しい!』と感動してくれるのが実に嬉しい。

<その3 常磐線で夜間に利根川を越えると突然停電が起きる>
一応、事前に車内放送でアナウンスが流れるが、私は最初それに気づかずオタオタした。周囲の乗客は慣れたもので平然としているのだが。。。初めて県外から遊びに来た友達も皆驚く。その表情をみるのが結構楽しみである。

<その4 野菜が旨い、海産物が美味しい>
茨城に来てから、地元の人におそらく負けないであろう位、茨城を巡り歩いている。といっても、観光名所は最初の年にあらかた行きつくしてしまい、今はショッピングを楽しんでいる。但し買うものは服でもかばんでもなく、野菜と海産物であるが。茨城にはJAの直売所や道の駅、地元の野菜や加工食品を仕入れているスーパーが沢山あり、厳選した野菜を買える。また海産物は那珂湊に買いに行ったり、水戸の公設市場に行っている。後者は穴場でありちょっとしたマイブームになっている。色々な種類の新鮮なお魚が見たいけど、築地に行くのはちょっと面倒くさいという方にお勧めのスポットである。新鮮で美味しい食べ物が手に入る!これは茨城に来てからの嬉しい発見であり、県外の友達にいつも自慢している。

 長々と書いてしまったが、茨城の魅力はまだまだ語り尽くせない。最初の年は方言にとまどい、茨城特有の文化に驚いたことも多かった。でも住めば都とはまさにこれ、今では毎日茨城ライフを満喫し、『茨城って何処~?』と言われると何となくムッとする程茨城に愛着を感じるようになり、県外の友達を『案内するから遊びにおいでよ~』としきりに誘い込むようになった。これからも茨城の魅力を沢山見つけて、茨城ライフをエンジョイしたいと思っている。茨城万歳!
  1. 2011/04/04(月) 10:06:38|
  2. エッセイ

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