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1. 感謝 -エッセイ

「感謝」

鹿島郡・老健  057

 私は臨床経験四年目の老健で働く者です。四年目といってもまだまだ半人前はおろか四分の一人分前にまでも及ばないほどです。
 STとしてこれまで勤めてきた三年間は不安だらけの毎日でした。
学校でも筋金入りの劣等性だった私が、奇跡的に国家試験に合格し、一人職場へ飛び出した三年前。基礎学力不足が高じて、働けども働けども同級生や後輩 STと知識・技術の差が開いていることに学会や症例検討会などで身をもって感じていました。
 さらに私は不安感を助長させる夢を毎晩のように見ました。その夢はSTの免許皆伝試験が毎年あるという、 現実ではあまり考えられない内容でした。しかも毎回不合格です。たまには合格するように夢を操作したくとも、 思うように物語は作れません。
 不安な気持ちを掻き消すため、夜中にテキストを開くようにしました。 しかし、どんなに勉強しても、不安が治まることはありませんでした。それは早く一人前のSTになりたいという欲と裏腹に、勉強に打ち込みきれない自分の中の甘さが、不安を打ち消せない要因だったと思います。
二年、三年と時が過ぎ行くうちに県内のST同士の交流の場へ参加させて頂く機会が徐々に増えてきました。そこでの出逢いが私を闇から救ってくれました。
 お金を払っているわけではないのに電話を掛けると快く 相談に応じて頂ける方、知識も教養もない私に毎週勉強ができる機会を提供して頂ける方、遠方に住む私をわざわざ勉強会に勧誘して頂ける方がいます。皆様のお力により、わからないことを解決できるようになりました。 また、私を救ってくれた先生方のために勉学をすることで恩を返したいと思うようにもなりました。
 たくさんの頼れる先輩ST(後輩もいますが)のことを思うと、もうすぐ30歳のオッサンなのに涙があふれてきます。 その涙をお世話になった方へ、クール便で送ります。

 県士会の理事をされている諸先生方は茨城県内でSTのパイオニアとして私よりも苦労されたことと存じます。その先生方が立ち上げた会に参加し、自分は一人ではないとようやく気付くことができました。
県内の同職種の方々との出逢いに心より感謝致します。
  1. 2011/04/03(日) 09:35:57|
  2. エッセイ

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